あーたろのゆるりと。

日々のことやら伝えたいことやら

SSのようなただの言葉の羅列。

彼女は突然言い出した。

「私さぁ、多分、多分なんだけど人間になりたいんだよね。」

私は不思議に思った。彼女はどこからどう見ても人間である。誰が彼女を見ても「彼女は人間だ」そう言うであろう。

見た目だけではなく性格も私の知る彼女は実に人間らしい。嫉妬深くよく笑う。

彼女の両親ももちろん人間だ。2人の人間から産まれた子は人間だろう。

 

その彼女が、そんな彼女が人間になりたいと言う。意味がわからなかった。

 

 

人間になりたいという彼女の言葉を何故か私は忘れることが出来なかった。

彼女の人間になりたいとはどういう意味なのか未だ私は分からないでいる。

 

 

 

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人間になりたいのは私だ